英語の「略語」その2。仕事でも使える英会話フレーズvol.6
みなさん、こんにちは! 今回は「Fine country(罰金王国)」として揶揄されるシンガポールの罰金制度にクローズアップしてみたいと思います。
fineは素晴らしい、という意味の他に「罰金」という意味もあるため、「シンガポールは素晴らしい国だが、罰金制度は厳しいよ」といったニュアンスが含まれているんです。 さてこちらはバス内にある罰金サインです。
喫煙禁止、飲食禁止、動物同伴禁止、そして気になるのが右から2つ目のマーク。これは何か分かりますか?
そう、これ「ドリアン(Durian)」なんです!持ち込みが禁止されている理由はというと、「臭い」から! 法律で禁止されるほどの強烈な匂いを放つ果物の王様は、シンガポールでは至る所で売られています。
ちなみにMRT(地下鉄)への持ち込みも同様に禁止されています。ドリアンを購入したら、持ち運びにはご注意!
そして今まで見た中で衝撃的だった罰金サインはこちら。とあるHDB(集合住宅)のエレベーターで見つけました。
「エレベーター内でオシッコをしてはいけません」というサインです。 私は初めてこれを見た時に目が点になりました。 私たち日本人の感覚だと、「禁止されなくても普通そんな事はしない!」と叫びたくなりますね。
わざわざ法律で禁止するということは、罰しないとそういった行為をする人がいるということ。これぞカルチャーショック!
3つ目はとある人気チリクラブ店で見かけたものです。
シーフードが売りのレストランだけに、生け簀、水槽などがあるのですが、このサインがありました。「 食べ物を投げ入れてはいけない、この中で手を洗ってはいけない」というものです。
日本でも触らないでください、手を入れないでください、というような注意書きはよくみかけますよね。 シンガポールでは、はっきりと罰金額が表示されてる所が大きく異なる点かと思います。 しかも罰金額は500ドル(約4万円)!
ほかにも地下鉄やバス車内だけでなく、駅構内の飲食も禁止されるなど、日本でばついつい普通にやってしまいそうなこともこちらでは罰金の対象になることもあります。 ご旅行の際にはお気をつけください!
ビジネスで使えるこの略語の意味は?
さて今週の英語レッスンは、前回に続きまして、よく使われる略語をお届けいたします。
R.S.V.P もしくはRSVP = Respondez s’il vous plait(ご返事をお願いいたします)
例文)RSVP by 22th September 2018 to Michael (2018年9月22日までにマイケルに返信を下さい)
最初見たとき必死に何の略語かを考えたのですが、蓋を開けたらなんとフランス語でした。 招待状に添えられる文句として使われています。
私もあるディナーの招待状をもらったときに見かけたのですが、上記例文の後には、電話番号やメールアドレスなど、連絡手段が書かれていました。
RCA = Root Cause Analysis (根本原因解析)
例文)Please advise the September that caused the delay.(遅延が起こった根本的な原因を教えてください)
主にIT業界でよく使われる略語なのかもしれませんね。 ニュアンスとしては、一時的な打開策で乗り切るだけではなく、根本的な原因を解明したいというときに使われている表現となります。
TBD = To Be Determined(現在は未定だが、後に決定)
TBA = To Be Announced(後日発表)
TBC = To Be Confirmed(確認中)
見かける頻度が割と多いかもしれませんが、意外と知らない上記3つの違いと使い分け。
ざっくり言うとTBDはまだ決定するべき事項が決まっていない状態。 TBAは正式な発表がまだであり、TBCは最終確認中であるが、どちらもすでに決定済みなのです。 といっても大体似たような意味なので、そこまで厳密に使い分けされずに使われることもあるようです。
例)ドキュメントなど 第1章 概要 第2章 目的 第3章 TBD(TBC)
例)組織図や名簿など Team A: Becky, John Team B: Alex, (TBA) Team C: Monica, Sean
それほど大きな違いはありませんが、用途によって使い分けされてる場合もあるので、意識して見ると新たな発見があるかもしれませんね!
では、みなさんHappy weekend! TTYL!= Talk To You Later (後でお話ししましょう!)
image by: Shutterstock.com